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そばの召しあがり方

2018/08/27

そばの召しあがり方については様々な考え方があると思います。

そば本来の風味を楽しむため、雑味をつけず、水だけでそばを味わう水そばであったり、塩で食べる塩そばは、そば本来の風味や香りを楽しむ食べ方として知られています。

確かにそのようです。

先人の知恵が凝縮されているそばだからこそ、そのような食べ方が発展してきたのだと思います。

しかし、当店では、水・塩もご用意しておりません。

昔から、そばは庶民の身近な食べ物として発展してきた食べ物だと思います。昨今、機械で作るそばと、手打ちで打つ手打ちそばは高級なそばとして扱われるようになったと思います。

手打ちそば、麵のこしや食感はとても重要です。あわせて、つけ汁・かけ汁のコラボがそばの醍醐味と考えています(一人よがりかもしれません)そのような思いで当店では、塩・水はご用意しておりません。

そば打ちは、毎日・毎朝、そばを打ちます。木鉢3年、延し3か月、包丁3日とよく言われますが、100㌫自分に納得できる出来栄えはなかなかありません。いつまでたっても日々勉強(修行)です。

汁も、同様に、鰹節・醤油・味醂の素材選びから日々勉強しています。

そば素材そのものの風味も大切ですが、つゆに使う醤油・味醂・砂糖・節などお店によって扱う商品、扱い方にお店独自な特徴など違いがあります。

お店独自の個性を表現できるのがつゆにあると思います。

そのような事柄を思いながら召しあがっていただけたら幸いです。