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せいろそばとざるそば
2018/08/20
せいろそば、ざるそばの違いをこのところお客様より、よく聞かれることがあります。
私の修業したところでは、せいろそばと呼んでいたのであまり気に留めていなかっやのですが、あらためてお客様に問いかけられて自分なりに調べてみました。
始まりは、江戸時代にそばは、つゆにつけて食べるのが一般的だったようです。江戸時代中頃にはじめからつゆをかけて食べるぶっかけスタイルがはやり、ぶっかけそばと区別するため盛りそばと呼ぶようになったと言われているそうです。
盛りそばとざるそばのちがいは、そばの差別化をはかるために、竹ざるにそばを盛ったそばが評判になりざるそばが提供されるようになったようです。
後に、もりそばと、ざるそばの差別化をはかるために、そば粉やつけ汁に違いをもたせていた時代もあったようです。その後、刻みのりをそばの上に盛ったのが、ざるそばと呼ばれるようになったようです。
当店では、海苔かけせいろとお品書きに表記しています。
肝心な、せいろそば、もりそば、ざるそばの違いですが様々な歴史と文化があったようですが、現在はそばを盛る器の違いと刻みのりの有無だけのようです。
また、天ぷらそばにも違いがみられます。
当店の天ぷらそばは、天ぷらの盛合せと、かけそばを分けて提供させてていただいております。
様々な考え方があると思いますが、かけそばの味、天ぷらの味、天ぷらをそばのなかにくぐらせた味、ご自分で調整しながらお召し上がりできると思います。
ご来店お待ちしております。