そば米の効能
そば米は、そばの実をゆでてそばの殻を取り除き、乾燥させたものです。お米と同じように炊き上げたり、雑炊にしたりして食べます。当店では、そば米を揚げてぶっかけそばの具材として使用しています。揚げることにより、食感と香ばしい香りを楽しめます。
長野県では「そばまい」と呼び、主に野菜などと一緒に炊き上げて食べることが多いようです。
徳島県では「そばごめ」と呼び、主に野菜などと一緒にゆでて雑炊として食べることがが多いようです。
山形県では、「むきそば」と呼び、主にゆでた後にだし汁をかけ醤油、みりん、砂糖などで味付けして食べるそうです。
そばの消費率は日本が高いと思われがちですが、例えばロシアではそば米を使ったそば粥(カーシャ)が肉料理の付け合わせとして食されています。カーシャには塩味だけのものや、ミルクやバター・サワークリームなどを混ぜたものなど、様々なバリエーションが見られます。
また、ヨーロッパでもそば米を使ったリゾットが一般に食されているそうです。
日本のように麺類としてそばを食するより、海外ではそば米として食べている方が多いようです。
そば粉・そば米は栄養価が高く疲労回復・冷え性などに良いとされています。
そば米のカロリーはお米より少し高いぐらいですが、そば米に含まれる栄養価には大きな違いがあります。
ビタミンB1、B6、ナイアシン、パンテトン酸、マグネシウム、銅が豊富に含まれていることに加え、ルチンやトリプトファンが多く含まれているため、代謝が上がり、効能として冷え性にも効果が期待されています。
ルチンは末端の毛細血管を強くして血行を促す働きや、脳細胞の活性化を促す働きがあると言われていて、記憶力アップや認知症の予防効果が期待できるとされています。さらに、ダイエットや生活習慣病の予防に役立つともいわれています。
まだ8月に入って間がないです。まだまだこれから暑い日が続くと思います。
健康に良いとされるそばを食べて暑い夏を乗り切りましょう。